MLS040 LabTutorソフトウェア
LabTutorは、学生実習を、より円滑に、より効果的に行う為に開発されたソフトウェアです。
学生は、ソフトウェアの指示に沿って実験を進行し、リアルタイムでのデータ記録、簡単なデータ解析やグラフの作成、電子ファイルとしてのレポート出力・提出が行えます。
本ソフトウェアにより、実習時間の短縮、また、実習にかかる人手を削減することができます。
特徴
- 指示に沿って実験のセットアップを行い、PowerLabを画面で直接操作しながら、実験を進めることができます。
- 実験に合った記録設定がプリセットされています。その都度、設定する必要はありません。
- 記録された数値を入力すると、自動作図機能により、リアルタイムでグラフを作成することができます。
- 背景知識を記載した「バックグラウンド」ページを参照できます。
- 各実験の最後にレポート作成ページがあり、全ての実験結果がまとめて表示され、各実験に関しての考察内容が記載してあります。このページは、RTF(リッチテキストフォーマット)形式での出力(LubTutor3のみ)や印刷、メール提出が可能です。
LabTutor 4 と LabTutor 3
LabTutor4では、サーバを用いることで、実習内容や実験データなど全てのデータを一台のパソコンで一括管理できます。各実習用のパソコンはサーバとなるパソコンにアクセスして実習を行います。詳しくは、LabTutor4の構成のページをご参照下さい。
一方で、LabTutor3では、各実習用パソコンに実習内容をインストールして実験を行い、実験データ等も各パソコンに内に保存されます。
それぞれの特徴は、下記の通りです。ご希望に合わせて、お好きなバージョンをご使用いただけます。
LabTutor 4
- データは全てサーバで一括管理(LabTuor Sever)。
- 実習のアップデートが簡単。
- 実験結果を管理しやすい。
- レポート提出・採点もウェブ上で行えます。
- LabTutor Onlineを用いることで、好きな所からウェブ上で実験にアクセスし、解析が行えます。(オプション)
LabTutor 3
- ネットワーク、サーバのセットアップが不要。
- ネットワークをセットアップできない環境での実習に適しています。
実習用システム・実習用キット
様々な実習内容に適した実習用システムや実習用キットをご用意しております。詳しくは、それぞれ実習用システムのページ・実習用キットのページをご参照下さい。
LabTutor実習のリスト
LabTutorのユーザは、50以上の日本語実習(英語は80以上)が無償で使用できます。現在も英語実習の翻訳は進んでいます。現在の日本語実習リストは下記の通りです。
また、LabTutorの実習内容は、LabAuthorを用いることで、ご自由にカスタマイズすることができます。詳しくは、LabAuthorのページをご参照下さい。
人体生理学
- 血圧
- 呼吸
- 運動の心肺への影響
- 運動の心血管への影響
- 潜水反応
- 心電図と心音
- 心電図と末梢循環
- エネルギー消費と運動
- 脳波(EEG)
- 筋電図(EMG)
- 眼電図(EOG)
- 消化管吸収
- 筋肉
- 反射と反応時間
- 呼吸の流速と流量
- 感覚生理学
- 水分平衡
動物生理学
- ミミズの活動電位
- ミミズの平滑筋
- カエルの心臓
- カエルの神経
- カエルの骨格筋
運動生理学
- フィットネステストの紹介
- 運動の心肺への影響
- 運動の心血管への影響
- 有酸素フィットネステスト
- 嫌気的フィットネステスト
- エネルギー消費と運動
- 呼気ガス解析
薬理学
- ニワトリの頚二腹筋に影響する薬物
- モルモットの心房に影響する薬物
- 回腸の刺激に影響する薬物
- 回腸の無刺激に影響する薬物
- 哺乳類の子宮に影響する薬物
一般生物学
- 分光光度法の紹介
- 酸塩基滴定
- 生体膜
- 細胞呼吸
- 光合成 - 二酸化炭素固定
- 光合成 - 酸素発生
- 酵素の活性への温度の影響
PBL(問題解決型学習)
- PBL-ECGとパルス
- PBL-筋電図
- PBL-血圧
- PBL-呼吸の流速と流量
ガイドPBL(問題解決型学習)
- ガイドPBL-ECGとパルス
- ガイドPBL-筋電図
- ガイドPBL-血圧
- ガイドPBL-呼吸の流速と流量
MLU070 LabAuthorソフトウェア
LabAuthorは、LabTutorの実験テキストの編集および新規作成の為のソフトウェアです。実験や考察の追加など、既存の実習の内容を編集することはもちろん、まったく新規の実習内容をLabTutor実験テキストの形で自由に作成できます。 LabAuthorでは、LabChartで使用できる機能のほとんどが使用可能なので、非常に自由度の高い設定を行うことができます。
使いやすい編集ツール LabAuthorを使用する上でhtml言語の知識は必要ありません。実験テキストに追加したい図、文章、オブジェクトをテキストページにドラッグ&ドロップなどが基本的な操作方法となります。 LabAuthorの機能
ヘルプ、トレーニング、サポートなど LabAuthorの操作方法はヘルプから随時確認できます。
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7日 07月 2011