血流と心拍出量
ADInstruments社のハードウェアとソフトウェアを使えば、血流、酸素測定、心拍出力などの様々な血行動態パラメータを測定し演算できます。
血流
レーザドプラー血流計とPowerLabで記録した前腕の血流と心拍数 。
組織、臓器、皮膚の相対血流値がPowerLabとレーザドップラー血流計を使用すると簡単に測定できます。
MRI対応の表面レーザドップラープローブは皮膚や脳の血流の測定に最適です。様々な種類の針プローブ(動物専用)は組織、臓器、微小血管の局部血流の測定に適しています。
オキシメータ
フィンガークリップセンサーとオキシメータポッドを使用して記録した上腕の閉塞前後の血中酸素飽和。
オキシメータポッドは血中酸素飽和の測定に適した経済的な装置です。
この装置にはSpO2モニタリング用にフィンガークリップかイヤークリップの何れかが付属しており、PowerLabのポッド端子に直接接続できます。オキシメータポッドは酸素飽和度70%から100%の範囲内を0.1秒のレートで測定します。
心拍出量
IT-21熱電対温度プローブと心拍出量計ポッドを使用して、心臓の右側に冷えた生理的食塩水を注入するごとに記録した温度希釈カーブ。
心拍出量はCardiac Outputモジュールを使用して、セレクションした温度希釈カーブから簡単に演算できます。
心拍出量計システムは小動物に温度希釈方式を使用して、心拍出量を記録するためのパッケージです。
システムにはIT-23熱電対温度プローブ(反応時間5ms)と心拍出量計ポッドが含まれていて、血液循環の温度変化が測定できます。Chartに記録された温度希釈カーブから、Cardiac Outputモジュールで心拍出量を演算します。
このモジュールは注入温度、注入容量、ベースライン補正、温度tail-fitting上下限などの解析パラメータを設定する機能を備えています。演算データは自動的にデータパッドに記録されますので、以後の解析に利用したり別のプログラムにエキスポートできます。
心拍出量計システムには精密なシリンジ、ディスペンサ、カテーテル、タップから構成されるアクセサリーキットが付属しています。
PowerLabの特長
- Chartデータファイルではコメント機能を使い外部イベントをマーク
- データパッドを使って、最大値、最小値、平均値を演算
- 単位変換機能を使って、℃, %, mL/minなどの任意の単位に変換
- マクロを使って、多くの面倒な反復解析作業を自動化
- 信号の表示を圧縮して、長時間記録のトレンドを表示
- データはスプレッドシートやグラフィックプログラムに容易に転送で
- きるので、レポート作成や解析が簡単
実験に適した製品
研究用システム
個別アイテム
- ML870 PowerLab 8/30 (8 チャンネル)
- ML191 レーザ血流計
- ML320 オキシメータポッド
- MLT321 SpO2 フィンガークリップセンサー
- MLT322 SpO2 イヤークリップセンサー
- ML313B 心拍出量計ポッド
- MLT1402 IT-23 熱電対温度プローブ
- MLT1405 IT-21 熱電対温度プローブ