睡眠
PowerLabを使って動物やヒトの被験者から睡眠時の信号を記録解析し、睡眠研究に応用できます。PowerLabシステムは心機能、睡眠時無呼吸症候群、レストレスレッグズ症候群、乳幼児突然死症候群を研究する実験にも適した環境を提供します。
睡眠中のヒトの新生児から記録した安静時の睡眠ポリグラフ。 記録中のデータをオンラインで表示できるDVMウィンドウを使って、血圧、EEG、EOG、EMG、呼吸、ECG、心拍数、温度、酸素飽和度のデータを記録。データ提供者: R.S.C. Horne博士、 The Ritchie Centre for Baby Health Research、 Monash University、オーストラリア。
主な測定項目として:
- 脳波 (EEG/ECoG)
- 急速眼球運動 (EOG)
- 筋肉活動 (EMG)
- 心電図 (ECG)
- 呼吸
- O2飽和度
- 血流
- 血圧
- 体温
PowerLab 16/30は各チャンネル最大200kHz(全チャンネルトータルで400kHz)の速度で最大16チャンネルのデータをサンプリングし、リアルタイムでディスプレイして演算処理します。
Chart ソフトウェアは記録中のはデータを直読できるようにDVMウィンドウに表示したり、スプリットバーで画面を左右に分けて既存のデータと新しいデータを記録しながら表示させ比較観察できる機能を持っています。HRVやQuickTime CaptureなどのChartソフトウェアモジュールを導入すると更に多彩なオンライン、オフラインディスプレイや解析機能が追加できます。
睡眠中の安静時のヒトの新生児から記録したEEG、EOG、EMG。写真、データ提供者: R.S.C. Horne博士、 The Ritchie Centre for Baby Health Research、 Monash University、オーストラリア。
一人の被験者から複数の生体電位を記録する場合には、8チャンネルや16チャンネルのバイオアンプが最適です。これらの装置にはEEGフラット電極、EEGクリップ電極、スナップオンコネクター付きの非シールドリードワイヤーを使用します。また、EEG電極キャップシステムはヒトのEEG測定用です。
動物の生体信号には、実習用バイオアンプ、8チャンネル、16チャンネルバイオアンプ(ワニ口クリップ付リードワイヤー、針電極と併用)がECG、EMG、EEGを含む様々な生体電位の測定に適しています。
PowerLabの特長
- 異なるチャンネル同士の波形をオーバレイ表示
- EEG、EMG、いびき音のスペクトル周波数解析
- パルス、ECGデータからオンライン、オフライで(心拍数BPM)を検出
- HRVモジュールを使って心拍数変動解析
- ハイ、ロー、バンドパスなどの各種デジタルフィルター
- データパッドを使って、様々な波形解析
- QuickTime Capture (Macのみ)を使用ってデータを記録しながら、被験者を同時にビデオ記録。
- Scopeを使って刺激の制御とEEG誘発電位を記録。
- アナログ出力を備えた装置であれば直接PowerLabシステムに接続可能。
実験に適した製品
- ML880 PowerLab 16/30 (16 チャンネル)
- GT205 8 チャンネルバイオアンプ
- GT201 16 チャンネルバイオアンプ
- ML138 8連バイオアンプ
- MLT409 皮膚温測定用プローブ
- ML309 サーミスタポッド
- MLT1132 ピエゾ呼吸ピックアップ
- MLAEC2 EEG 電極キャップシステム 2
- ML320 オキシメータポッド
- MLT322 SpO2 イヤークリップセンサー
- MLAWBT9 EEGフラット電極
- MLAIME EEGクリップ電極
- MLA1010b ディスポーザブルECG電極(1000)
- MLA1203/MLA1204 針電極
ソフトウェアハイライト
- MLS310 HRV モジュール
- MLS320 QuickTime Captureモジュール
- Peak Analysisモジュール
- サーカディアン解析モジュール
- RMS & Noiseエクステンション
- デジタルフィルター機能
- Spectral Temporal Mapping (STM)エクステンション